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今、知っておくべき「CAPEX・OPEX」とは?

さて、今回は「CAPEX」「OPEX」とは?について説明いたします。

CAPEX(カペックス)は capital expenditure(資本的支出、設備投資)
OPEX (オペックス)は operating expense(運用維持費、運用コスト)という意味です。

最近は、企業のITシステムをオンプレミス(自社内の設備として構築)から、クラウドサービスの利用へシフトしていますが、これに伴いこのCAPEXとOPEXという言葉がよく使われるようになりました。

クラウドサービスのメリットは、いろいろとありますが(技術的運用的メリットの説明は今回省略します)、ファイナンス的観点でも多くのメリットがあります。
それは、OPEXのメリットです。
以下が、CAPEXとOPEXの比較です。

特に、一般的にオンプレミスでシステムを構築する場合は、自社でサーバーやルーターなどのネットワーク機器を調達し、システムを開発・構築し、そのうえにOSやミドルウェア、アプリケーションソフトなどをインストールして使用します。このように機器を購入して資産化して使用する場合は、CAPEXになります。購入した資産は、固定資産として扱うため固定資産税もかかりますし、会計的には減価償却する必要がありますし、万一途中で止めたい場合には、資産を除却する処分をしなければなりません。
ちなみにこのようなオンプレミスのケースでも、CAPEXの煩わしさを軽減するために、リースを活用してOPEXにすることができます。

一方、クラウドサービスはハードの費用だけではなく、ソフトウェアや運用費用、増設などの拡張費用、データセンター等の料金もすべて含まれます。また、費用も利用に応じての支払となるため、キャッシュフローも安定しますし、さらに万一の場合、利用を停止すれば残りの費用はかかりません。これがOPEXのメリットです。

以上、ご理解いただけたでしょうか?

今、クラウドのようなサブスク型ビジネスが注目されています。
これから、CAPEXOPEXという言葉にぜひ注目しましょう!