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Deep Tech(ディープテック)

 ◯◯Techとは、

近頃、○○techという言葉を良く目にします。

○○tech(xtech)とは、テクノロジーによって業界の既存の仕組み、もしくは業界をボーダーレスな枠組みでトランスフォーメーションまたはディスラプトすることです。

”Fin Tech”をはじめ、以下にあるような○○techはもはや一般用語として使われています。

●○○techの一例

Fin Tech Finance(金融) ✕ Technology
Ed Tech Education(教育) ✕ Technology
Ad Tech Advertisement(広告) ✕ Technology
Med Tech Medical(医療) ✕ Technology
HR Tech Human Resources(人材) ✕ Technology

上記はほんの一例ですが、今では、”Gov Tech”(政府)や”Fish Tech(漁業)”なんていう言葉も出てきているようです。 つまり、すべての業界が、テクノロジーでトランスフォーメーションを余儀なくされていくということになります。

 Deep Tech(ディープテック)とは

さて、本題の”Deep Tech”とは何でしょうか?

上記にあげている業界✕ITの意味あいとは少し違うようです。

Harvard Business Reviewによると、

その意味は「最先端の研究成果」であるが、この言葉には、人工知能(AI)やロボット、通信、半導体、宇宙・航空工学や地上の移動体、ゲノム、ライフサイエンス、素材化学など、いま最も注目される研究領域の意味合いが含まれている。

だそうです。

また、記事中に出てくるフランスのNPO法人Hello Tommorowとボストン・コンサルティング・グループと共同作成したレポートでは以下のように定義しています。

ディープテックとは、以下の4つの要素を含んだ製品・サービスのことを指す。

 ・最先端の科学技術、または研究開発を基礎とした技術がある。
 ・実現までに高いスキルと非常に多額の投資額と長い時間がかかる。
 ・多くの場合、具体的な製品・サービスが見えていない。
 ・成功した場合のインパクトが非常に大きく、破壊的ソリューションとなり得る可能性を秘めている。

◆Harvard Business Review「いま、なぜディープテックが注目されるのか」

 まとめ

Deep Tech(ディープテック)とは、大学や研究機関で長期間かつ多額の費用をかけて研究開発された技術(眠っているような技術)を基に、世の中の生活スタイルを大きく変えたり、社会の大きな課題を解決したりする技術のことである。

今、この領域に大きな注目が集まっているが、日本はこのような基礎技術や要素技術をたいへん多くもっているはずである。それはノーベル賞受賞者が多いことにも現れている。ただ、残念ながらノーベル賞受賞者の多くは過去の遺産に対してのノーベル賞受賞であり、現在は研究費が無く将来の日本の技術競争力について懸念を示している。

こういった技術をGAFAのような巨大IT企業がこぞって買収しているが、日本の民間企業が大学や基礎技術をもつ企業へ、資本協力やビジネスへの実装を検討すべきである。

最近、日本もVCやCVCなどによって出資の企業数や出資額が多くなっていることは喜ばしいことだが、目先の小さい儲けに行かないようになってほしい。

私見

経営者は”Deep Tech”を活用するために、以下の3つについて能力が必要である。

①社会的な課題が認識できること

②将来の夢・ビッグビジョンを描けること

③技術を理解、目利きができること

さらに株主も短期視点ではなく、長期視点で企業及び経営者を支援していくことが必要であろう。